こんにちは、TCR新潟ERIです。
前回告知した「あれ?わたしってこんな声だっけ?」
今日は第1回として、
について、考察します。
声の変化は自然な現象で、加齢による身体の変化が大きく関与しています。
声の変化の背後にある解剖学的な要因と、それがどのようにして声に影響を及ぼすのかをわかりやすく説明していきますね。
解剖学的な視点から見る声帯の変化
声帯の構造
声帯は筋肉、靭帯、粘膜で構成されており、これらの組織が協力して振動し、声を生み出します。
加齢による組織の変化
加齢とともに、声帯の筋肉は萎縮し、靭帯は弾力性を失います。これにより、声の振動が小さくなり、声がかすれやすくなったり、高い音が出にくくなることがあるのです。
骨格と関節の影響
頸椎が声に与える影響
首の骨、特に頸椎の状態は、声帯の機能に大きく影響します。
骨格や筋肉のコンディションやオーバーワークによる頸椎への負荷は、声帯への負担を増やし、声の質に変化をもたらすことがあります。
筋肉の衰えと声の関係
全身の筋力と声
若い時に比べて、カラオケで高音が出なかったり、歌声が長く続かなかったりすることがありますよね。
声の生成には、声帯だけでなく、全身の筋肉が関与しています。
横隔膜
横隔膜は、肋骨の下に位置し、呼吸時に肋骨を持ち上げ、肺を広げます。
呼吸を制御する主要な筋肉であり、クリアで力強い声をつくるベースとなるのです
腹部筋群
腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋が含まれ、これらは呼吸と密接に関連し、特に息を吐く際に重要です。強い腹筋は、発声の安定性に大きく寄与しています。
背筋群
上部と下部背筋は、背骨を支え、正しい姿勢を維持するのに役立ちます。
姿勢が良いと、効率的な呼吸が可能となり、声の質が向上します。
筋肉の連動性
これらの筋肉は連動して働き、声の生成だけでなく、よりクリアで強い声を生み出す働きを持っています。
特に、横隔膜の動きにより肺に空気が取り込まれ、腹部筋群がその空気を効果的に押し出すことで、強く持続的な声が生成されるのです。
じゃあ、どうればいいの?
では、それぞれの筋肉群を効果的に鍛え、声の質を向上させるためのトレーニング方法をご紹介します。
これだけ!美しい声を保つための、かんたん発声強化法
①椅子に座り、一方の手を胸に、もう一方の手をお腹に置きます。
②ゆっくりと鼻から息を吸い、お腹を手でやわらかく押しながら、お腹を凹ませます。
③同時に肺にたくさん空気取り込みます。
④口からゆっくりと息を吐き出します。
※10セットが理想的
この発声強化法を行うことで、発声に必要な筋群や肺機能を自然と向上し、クリアで力強く、美しい声を保つことができるのです♪
美しい声のベースをつくるなら
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お楽しみに♪
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