こんにちは。TCR新潟ERIです。
まだまだ暑い日が続いていますね!
先日いらしたお客様。
「なんかお腹が張るんです・・・」
触ってみるとお腹がカチカチパンパン癒着状態!
こんな相談、最近多いんです。
特に暑い時期には要注意です。
今回は、お腹の癒着の原因や解剖学的な背景を紐解きます。
カチカチパンパンお腹の背後にあるメカニズムを理解し、日常のケアに役立てましょう。
お腹が張る原因
① 食事の影響
食事の質や量、そして摂取するタイミングがお腹の張りに影響を与えることがあります。
例えば、辛いものや油っこい食事、カフェインを多く含むコーヒーや緑茶を過度に摂取すると、胃や腸に負担をかけることが。
特に夜遅くに大量の食事をとると、消化が追いつかずにお腹が張る可能性が高まります。
冷たい飲み物の飲み過ぎにも、もちろん注意が必要です!
② 便秘やガス
便秘が続くと、大腸内の老廃物が蓄積されるため、お腹が張る感じがします。
解剖学的に見ると、大腸は左右に大きく曲がりながら下部へと続いており、ここに老廃物が溜まると腸が拡張し張りを感じる原因となります。
また、食物が十分に消化されずに大腸に到達すると、細菌の作用でガスが発生し、これがお腹を膨らませてしまいます。
③ 生理前の体の変化
多くの女性が生理前にお腹の張りを経験します。
これは、生理前に分泌されるプロゲステロンというホルモンが、腸の動きを遅くするためです。
解剖学的には、腸の筋肉の動きが鈍くなることで、食べ物やガスの通過が遅れ、お腹の中が圧迫されてしまうのです。
④ ストレス
日常の仕事のプレッシャーや家庭の問題、人間関係の悩みなど、さまざまなストレスが胃や腸に影響を与えることが知られています。
具体的には、ストレスが原因で胃酸の分泌が増加したり、腸の動きが乱れたりします。これが長く続くと、お腹の張りや痛みを引き起こすことがあるのです。
解剖学的考察
腹筋の構造とその緊張の理由
腹直筋
これはお腹の前面を覆う筋肉で、”シックスパック”として知られる部分です。
姿勢の保持や前屈動作に関与します。繰り返しの運動や姿勢の悪さから緊張しやすくなります。
外腹斜筋
腹部の側面に位置する筋肉で、体を回旋させる動きや側屈に関与します。
長時間の座り仕事や一側への過度な負荷は、この筋肉に緊張を生じさせる原因となります。
内腹斜筋
外腹斜筋の内側に位置し、同じく体の回旋や側屈に関与します。
外腹斜筋と同様、体の使い方のバランスが悪いことが緊張の原因となります。
腹横筋
腹部の最も深い部分に位置し、内臓を保護する役割を持ちます。
深呼吸や咳をする際に活動します。深い呼吸の不足や持続的な咳がこの筋肉の緊張を引き起こす可能性があります。
消化器系の動きとそのメカニズム
胃
食べ物を一時的に保管し、消化を開始する役割があります。
ストレスや刺激的な食事、食べ過ぎにより、胃酸の分泌が乱れたり、胃の動きが鈍くなることがあります。
小腸
栄養素の大部分がここで吸収されます。
食物のアレルギーや脂っこい食事が原因で、小腸の動きが遅れることがあります。
大腸
水分の再吸収や老廃物の排出を担当します。
便秘や下痢は、大腸の動きが乱れる典型的な症状です。食物の摂取量や質、脱水、ストレスなどが原因で、大腸の動きが異常となることがあります。
肝臓
栄養素の合成や解毒作用を持つ臓器です。
アルコールの過度な摂取や脂質の多い食事が続くと、肝臓の機能が低下する可能性があります。
胆のう
胆汁を分泌し、食物中の脂質の消化を助けます。
脂っこい食事や食事の間隔の不規則さは、胆のうの動きや胆汁の分泌に影響を及ぼすことがあります。
次回の後編では、
について解説します。カチカチお腹に悩む皆さん、ぜひチェックしてくださいね。
カチカチお腹の癒着でお悩みなら!
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