負けない身体を造る【第1回】脳脊髄液の基礎知識とその重要性

頭痛の女性

こんにちは!TCR新潟ERIです。

今回のテーマは「脳脊髄液が高める自己治癒力」。

今日はその第1回として、

脳脊髄液の基礎知識とその重要性

について、解説していきます。

脳脊髄液は自己治癒力に大きく関わる重要な要素ですが、その具体的な役割や機能についてはあまり知られていないかもしれません。

1.脳脊髄液とは何か?

脳脊髄液(Cerebrospinal Fluid, CSF)は、脳や脊髄を包む透明な液体です。
この液体は脳と脊髄の保護、栄養供給、そして老廃物の除去に重要な役割を果たしています。

どこで作られ、どこを流れ、どんな役に立っているか?

脳脊髄液は脳の中にある四つの脳室で作られます。
脳室で生成された液体は、脳幹の周囲を流れ、最終的には脊髄を通じて全身に循環します。この流れにより、脳と脊髄の健康を保つための重要な機能が果たされています
次項でもっと詳しくみていきましょう。

2.脳脊髄液の主な機能

脳の保護

脳脊髄液は、脳を衝撃や外部からのダメージから保護する役割を持っています。
脳は非常に柔らかく、衝撃に弱いため、脳脊髄液がクッションの役割を果たし、衝撃を吸収します。
これにより、日常の活動で発生する微小な衝撃からも脳を守っています。

脊髄の保護

脳脊髄液は脊髄も衝撃から守っています。
例えば、背中を強く打ったときなど、脳脊髄液が緩衝材となり、ダメージを最小限に抑えるのです。

栄養供給と老廃物除去

脳脊髄液は、脳や脊髄に栄養を供給し、老廃物を除去する役割も担っています。
脳の入口にはフィルターがあり、血液中の有害物質が脳に入らないようになっています。そのため、脳の栄養供給は脳脊髄液に依存しています。
また、脳の活動に伴って発生する老廃物も脳脊髄液を通じて除去されます。

3.脳脊髄液が身体に及ぼす影響

理想的な脳脊髄液の状態とは?

脳脊髄液は、量と流れの状態が重要です。
この状態が正常であれば、脳と脊髄の機能が正常に保たれます。
逆にこのバランスが崩れると、さまざまな健康問題が生じてしまいます。

脳脊髄液の不調が引き起こす影響

脳脊髄液の不調は、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
例えば、脳脊髄液の量が多すぎたり、流れが滞ると、脳圧が上昇する場合があります。
この状態になると、頭痛、吐き気、視力低下、目まいなどが生じます。
また、脳脊髄液が漏れると、激しい頭痛や首の痛み、めまい、吐き気などを引き起こしてしまいます。

具体的な事例

あるお客さまは、慢性的な首の痛みと頭痛に悩まされていました。
カウンセリング時に脳脊髄液の流れに問題がある可能性を疑いました。

そこで、脳脊髄液の流れを改善するための施術を行いました。
具体的には、脳脊髄液の循環が正常化できるよう、首や背中の筋肉をほぐし、脊柱のゆがみを整えました
施術後は頭痛が軽減し、首の痛みも和らいだとのお声をいただきました。

このように、脳脊髄液の状態を整えることで、身体の不調を改善することが期待できるのです。

自己治癒力を高めよう!

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次回は、脳脊髄液が身体の各部位や機能に与える影響について詳しく解説します。
脳や神経系、骨格や筋肉、内臓機能にどのような影響があるでしょうか?
お楽しみに♪

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