働くママの骨格改善ガイド【第1回】筋力と柔軟性の重要性

腰痛の女性

こんにちは。TCR新潟ERIです。

前回お知らせした「働くママの骨格改善ガイド」

今日はその第1回として「筋力と柔軟性の重要性:なぜ年齢と共に変わるのか」について、解説していきます。

私たちの体は年齢を重ねるにつれて変化します。
特に40代を過ぎてくると、筋力や柔軟性の低下は避けられない現実かもしれません。
しかし、その変化の背景には、筋肉や骨格、関節の働きという解剖学的視点があります。この記事では、その複雑なメカニズムを簡単に、そしてわかりやすく解説していきます。

筋力の変化とその影響

筋肉は私たちの動作に欠かせない要素です。
しかし、研究によると筋肉量は30歳をピークに減少し始め、特に大腿四頭筋(太ももの前側にある筋肉)や腹直筋(お腹の筋肉)、上腕二頭筋(腕の前側の筋肉)などが影響を受けやすいとされています。
これらの筋肉の衰えは、階段の上り下りがしんどくなったり、重い荷物を持ち上げることが難しくなったりする原因となります。

関節の柔軟性の低下

関節の柔軟性もまた、年齢とともに低下します。
特に膝や肩、腰の関節は、日常生活で頻繁に使われる部位です。関節を構成する軟骨や靭帯が年齢と共に硬くなり、伸縮性が低下するため、しゃがむ動作や物を持ち上げる動作が難しくなるのです。

身体の連動性の重要性

筋肉と骨格、関節は密接に連携しています。
たとえば、しゃがむ動作一つをとっても、膝の関節、太ももの筋肉、腰や背中の柔軟性が連動して動く必要があります
この連動性が滑らかであればあるほど、動作はスムーズに行えますが、どこか一つがうまく機能しないと、他の部位に負担がかかり、痛みやけがの原因にもなってしまうのです。

あなたもこんな経験、ありませんか?

①しゃがむとひざが・・・

40代のAさんは最近、床に落ちたものを拾う際に膝が痛むことに気づきました。
仕事で長時間デスクワークをしていることが多く、運動不足が気になっていました。

Aさんの場合、膝の痛みは大腿四頭筋の筋力低下と、膝関節の柔軟性の低下が原因かもしれません。
日頃からの適度な運動とストレッチが、このような症状の予防につながります。

②腰が・・・

Bさんは42歳の主婦で、最近、長時間立っていると腰に痛みを感じるようになりました。家事や買い物などで忙しく、自分の体をケアする時間がなかなか取れませんでした。

Bさんの腰痛は、腰回りの筋肉、特に腰椎周辺と腸腰筋の筋力低下と、骨盤周りの柔軟性の低下が関連している可能性があります。長時間同じ姿勢でいることが多い人は、特にこのような症状が現れやすく、骨盤周辺の定期的なストレッチや、軽いエクササイズで改善が見込めます。

③つまづきがち・・・

Cさんは39歳で、趣味でウォーキングをしていますが、最近なぜかつまづきやすいことに気がつきました。さらに、階段を上る時や坂道を歩く時にも、以前のようにスムーズに歩けないことも。

Cさんの場合、ふくらはぎの筋肉、特に腓腹筋(ふくらはぎの筋肉の一つ)の筋力の低下と、足首周りの関節の動きの硬さが原因かもしれません。ウォーキングの前後に適切なストレッチを行うことで、筋肉と関節の柔軟性を維持し、足首の動きをスムーズに保つことができます。

まとめ

年齢と共に筋力と柔軟性が低下するのは自然な現象ですが、適切なケアをすることで、その影響を軽減することが可能です。
次回は、自宅で簡単にできる筋力トレーニングについて詳しく見ていきましょう。

忙しいママへ。時短で筋力・骨格改善!

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